QoS
QoS
1. 概要
QoS (Quality of Service) 機能の設定変更を行うページです。
2. トップページ
QoS のトップページです。
2.1. Web 会議アプリケーション向け最適設定
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「進む」ボタンを押すと、Web 会議アプリケーション向けに QoS の最適設定を行う手順が開始されます。
2.2. システムの設定
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システム全体にかかる QoS 機能の設定内容が表示されます。
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表の項目の説明は以下のとおりです。
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QoS 機能
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QoS 機能が有効か否かが表示されます。
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スケジューリング方式
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スケジューリング方式の設定が表示されます。
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CoS - 送信キュー ID 変換テーブル
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CoS 値に対応する送信キュー ID の設定が表示されます。
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DSCP - 送信キュー ID 変換テーブル
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DSCP 値に対応する送信キュー ID の設定が表示されます。
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「設定」ボタンを押すと、設定を変更するページが表示されます。
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QoS 機能を有効にするには、フロー制御を無効にする必要があります。
2.3. インターフェースの設定
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QoS 機能で使用するトラストモードの設定が、LAN ポートごとに表示されます。
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「設定」ボタンを押すと、選択した LAN ポートの設定を変更するページが表示されます。
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「一括設定」ボタンを押すと、チェックボックスにチェックを入れたすべての LAN ポートに対して設定を行うことができます。
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「初期設定に戻す」ボタンを押すと、チェックボックスにチェックを入れたすべての LAN ポートに対する設定が初期化されます。
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トラストモードの初期設定は、全ポート 「CoS」 です。
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デフォルト CoS 値の初期設定は、全ポート 「0」 です。
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QoS 機能を使用しない設定の場合、QoS 機能の設定を行うことはできません。
3. Web 会議アプリケーション向け最適設定ページ
Web 会議アプリケーション向けに QoS の最適設定を行うページです。
入力が完了したら、「確認」ボタンを押してください。
入力内容の確認画面で内容に間違いがなければ、「実行」ボタンを押してください。
Web 会議アプリケーション向け最適設定では以下の設定を行います。
・QoS を有効にします。
・すべてのポートのトラストモードを DSCP に設定します。
・最適化対象の Web 会議アプリケーションで使用する DSCP 値を、優先度の高い送信キューに割り当てます。
・最適化対象の Web 会議アプリケーションで使用しない DSCP 値を、最も優先度の低い送信キューに割り当てます。
・すべての送信キューのスケジューリングを絶対優先方式に設定します。
3.1. Web 会議アプリケーション向け最適設定
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対象アプリケーション
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最適化対象とする Web 会議アプリケーションを選択します。
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4. システムの設定ページ
QoS 機能を使用するかどうかの設定を行うページです。
設定を入力後、「確認」ボタンを押してください。
確認画面の入力内容に間違いがなければ、「設定の確定」ボタンを押してください。
QoS 機能を使用しない設定にすると、QoS に関連する設定はすべてクリアされますのでご注意ください。
4.1. システムの設定
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QoS 機能
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無効にする
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QoS 機能を無効にします。このとき、QoS 設定はすべてクリアされます。
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有効にする
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QoS 機能を有効にします。QoS に関連する設定やコマンドを実行できるようになります。
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スケジューリング方式
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重み付きラウンドロビン方式
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各送信キューの重みの比率によってフレームを送信します。
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優先度の低いキューからも、ある一定の割合で送信をすることができます。
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絶対優先方式
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送信キューの優先度の高いものから優先的に送信します。
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優先度の高いキューにフレームが格納されている場合には、それより優先度の低いキューからは全く送信することができなくなります。
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CoS - 送信キュー ID 変換テーブル
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各 CoS 値に対応する送信キュー ID を設定します。
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送信キュー ID の入力範囲は 0 - 7 で、ID が大きいほどフレーム送信時の優先度が高くなります。
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「かんたん入力」ボタンを押すと、以下の設定を CoS - 送信キュー ID 変換テーブルへまとめて入力できます。
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初期設定
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工場出荷状態の設定です。
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DSCP - 送信キュー ID 変換テーブル
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各 DSCP 値に対応する送信キュー ID を設定します。
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送信キュー ID の入力範囲は 0 - 7 で、ID が大きいほどフレーム送信時の優先度が高くなります。
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「RFC に準拠した値だけ表示」にチェックを入れると、RFC に準拠した DSCP 値だけ表示されるようになります。ただし、入力内容の確認画面ではすべての DSCP 値が表示されます。
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「かんたん入力」ボタンを押すと、以下の設定を DSCP - 送信キュー ID 変換テーブルへまとめて入力できます。
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初期設定
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工場出荷状態の設定です。
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Web 会議アプリケーション向け最適設定
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Web 会議アプリケーションで使用する DSCP 値を優先度の高いキューに割り当て、使用しない DSCP 値を最も優先度の低いキューに割り当てます。
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少なくとも 1 つ以上の Web 会議アプリケーションを選択してください。
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5. インターフェースの設定ページ
パケットの CoS 値や DSCP 値、ポートに設定された優先度のうち、どの値に基づいて送信キューを決定するかを意味する「トラストモード」の設定を行います。
設定を入力後、「確認」ボタンを押してください。
確認画面の入力内容に間違いがなければ、「設定の確定」ボタンを押してください。
5.1. インターフェースの設定
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ポート
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設定を行う LAN ポートが表示されます。
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トラストモード
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CoS値を使用して送信キューを決定する
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パケットの CoS 値と「CoS - 送信キューID変換テーブル」を使用して、送信キューを決定します。
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受信パケットがタグなしパケットの場合、デフォルト CoS 値 が適用されます。
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デフォルト CoS 値は 0 - 7 の範囲で指定することができます。
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リマーキングが有効の場合、CoS 値が指定の値でリマーキングされ、送信キューが再割り当てされます。
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「CoS - 送信キューID変換テーブル」の確認方法および変更方法は、コマンドリファレンスをご覧ください。
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DSCP値を使用して送信キューを決定する
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パケットの DSCP 値と「DSCP - 送信キューID変換テーブル」を使用して、送信キューを決定します。
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リマーキングが有効の場合、DSCP 値が指定の値でリマーキングされ、送信キューが再割り当てされます。
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「DSCP - 送信キュー ID 変換テーブル」の確認方法および変更方法は、コマンドリファレンスをご覧ください。
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ポートに設定された優先度を使用して送信キューを決定する
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「ポート優先度」に従って送信キューを決定します。
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ポート優先度として割り当てる送信キューを 0 - 7 の範囲で選択します。
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数字が大きいほど優先度は高くなり、初期設定では 2 が選択されています。
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トラストモードが「ポート優先」に設定されている場合のみ、設定変更できます。
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6. 商標名称について
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Zoom はZoom Video Communications,Incの米国及びその他の国における登録商標または商標です。
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Microsoft Teams は、米国 Microsoft Corporation の米国及びその他の国における登録商標または商標です。