IGMPスヌーピング

IGMPスヌーピング

1. 概要

IGMPスヌーピング機能の設定変更を行うページです。

2. トップページ

IGMPスヌーピングのトップページです。

2.1. IGMPスヌーピング機能の設定

  • IGMPスヌーピング機能の設定が、定義されている VLAN ID ごとに表示されます

  • 1 ページの最大表示数は 20 個です。page_prevpage_next を押したり、数値を入力することでページの切り替えができます

  • 「設定」ボタンを押すと、選択した VLAN ID の IGMPスヌーピング機能の設定を変更するページが表示されます

  • 「一括設定」ボタンを押すと、チェックボックスにチェックを入れたすべての VLAN ID に対して設定を行うことができます

  • 「初期設定に戻す」ボタンを押すと、チェックボックスにチェックを入れたすべての VLAN ID に対する設定が初期化されます

    • IGMPスヌーピング機能の初期設定は以下のとおりです

      • IGMPスヌーピング機能 : 無効

      • IGMP バージョン : IGMPv3

      • IGMP クエリー : 送信しない

      • IGMP クエリー送信間隔 : 125秒

      • TTL チェック : 有効

      • RA チェック : 無効

      • ToS チェック : 無効

      • マルチキャストルーターポート : なし

      • マルチキャストルーターポートへのデータ転送抑制機能 : 無効

      • レポート抑制機能 : 有効

      • レポート転送機能 : 無効

      • 高速脱退機能 : 無効

3. IGMPスヌーピング機能の設定ページ

IGMPスヌーピング機能に関するさまざまな設定を行うページです。
設定を入力後、「確認」ボタンを押してください。
確認画面の入力内容に間違いがなければ、「設定の確定」ボタンを押してください。

3.1. IGMPスヌーピング機能の設定

  • VLAN ID

    • 設定を行う VLAN ID が表示されます

  • IGMPスヌーピングの設定

    • 有効 ( IP マルチキャストパケットの転送を制御する )

      • IGMPスヌーピングを有効にします
        マルチキャストパケットは、受信したい端末が接続されたポートにのみ転送されます
        受信端末とマルチキャストルーター間で交換される IGMP メッセージを監視 ( スヌーピング ) することにより、マルチキャストパケットのフラッディングを抑制でき、ネットワークの使用帯域を抑えることができます

    • 無効 ( IP マルチキャストパケットをフラッディングする )

      • IGMPスヌーピングを無効にします
        マルチキャストパケットは、同一 VLAN 内のすべてのポートに常に転送されます

  • バージョン

    • IGMP バージョンを以下の項目から選択します

      • IGMPv3

      • IGMPv2

  • IGMP クエリー

    • 送信しない
      IGMP クエリー送信機能を無効にします

    • 周期的に送信する
      IGMP クエリー送信機能を有効にします。送信間隔は 20 秒 - 18000 秒の範囲で設定できます

  • TTL チェック

    TTL チェックを以下の項目から選択します

    • 有効 ( TTL == 1 以外の IGMP パケットを破棄する )

    • 無効 ( TTL == 1 以外の IGMP パケットを TTL == 1 に補正して転送する )

  • RA チェック

    RA チェックを以下の項目から選択します

    • 無効 ( RA オプションを追加して IGMP パケットを転送する )

    • 有効 ( RA オプションが含まれていない IGMP パケットを破棄する )

  • ToS チェック

    ToS チェックを以下の項目から選択します

    • 無効 ( ToS を 0xc0 に補正した IGMP パケット転送する )

    • 有効 ( 不正な ToS を持つ IGMP パケットを破棄する )

  • マルチキャストルーターポート

    • マルチキャストルーターポートとは、マルチキャストルーターが接続されているインターフェースのことです
      本製品は、IGMP クエリーを受信したインターフェースをマルチキャストルーターポートとして自動学習しますが、マルチキャストルーターポートを静的に設定することもできます

    • 静的にマルチキャストルーターポートを設定するには、「選択」ボタンを押してください。指定した VLAN ID に所属しているインターフェースが一覧で表示されます
      続いて、マルチキャストルーターポートとして使用するインターフェースのチェックボックスにチェックを入れ、「確定」ボタンを押してください

  • マルチキャストルーターポートへのデータ転送抑制機能

    • マルチキャストルーターポートへの不要なマルチキャストフレームの転送を止めて通信負荷を抑制する機能です

    • 以下の項目から選択します

      • 無効にする

        • 本機能を無効にすると、いずれかのポートで IGMP report メッセージ 受信していれば、マルチキャストフレームがマルチキャストルーターポートにも転送されるようになります

      • 有効にする

        • 本機能を有効にすると、マルチキャストフレームがマルチキャストルーターポートにも転送される条件が、マルチキャストルーターポートで IGMP report メッセージを受信した場合のみに制限されます

  • レポート抑制機能

    • マルチキャストルーターとホスト間で行われる通信負荷を抑制する機能です

    • 以下の項目から選択します

      • 有効にする

        • 本機能を有効にすると、受信した IGMP report や leave メッセージはまとめて IGMP クエリアへ転送されるようになります

      • 無効にする

        • 本機能を無効にすると、受信した IGMP report や leave メッセージはまとめずにそのまま IGMP クエリアへ転送されるようになります

  • レポート転送機能

    • IGMP report や leave メッセージを同一 VLAN のスイッチが接続されているポートに転送する機能です

    • スイッチが接続されているポートの判定は、LLDP Basic Management TLV に含まれる System Capabilities の情報を使用して判定されます

    • 以下の項目から選択します

      • 有効にする

        • 本機能を有効にすると、受信した IGMP report や leave メッセージをマルチキャストルーターポートとスイッチが接続されているポートに転送します

      • 無効にする

        • 本機能を無効にすると、受信した IGMP report や leave メッセージをマルチキャストルーターポートにのみ転送します

  • 高速脱退機能

    • 高速脱退機能とは、IGMP の離脱処理でレシーバーの存在確認を行わないようにする機能です

    • LAN/SFP ポート配下に、レシーバーが 1 つだけ接続されている場合に効果的な機能です

    • 以下の項目から選択します

      • 無効にする

        • 高速脱退機能を無効にします
          IGMP の離脱処理で、グループスペシフィッククエリーを送信し、レシーバーの存在確認が行われるようになります

      • 有効にする

        • 高速脱退機能を有効にします
          IGMP の離脱処理で、レシーバーの存在確認が行われなくなります

        • 「スイッチが接続されているポートでは無効にする」にチェックを入れると、スイッチが接続されているポートでは高速脱退機能を使わないようになります。